
文章の発明【今日もコレカラ/第597回】
以前、小説家の方と飲んだ時、「作家とは、発明をする人のことです」と、言われたことがある。
テーマの発明、文体の発明、そして、言葉の発明。
「さとゆみさんは、よく、『文章』を発明していますね」と、その方は言ってくれた。自覚はなかったけれど、その方は私の著書をパラパラとめくりながら、「独特な表現が多いですよ」と指摘してくれた。嬉しかった。もっと精進しようと思った。
そんな目線で世の中の文章を読むと、作家と言われる人たちの文章には、たしかに発明がある。
昨夜、さとなおさんのブックバーで出会った町田康さんの新作はこんな一文ではじまっていた。
ときおり「文章力を身につけるためにはどうしたらよいでしょうか。◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯」と言われることがある。
さて、みなさん。
この◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯に入る言葉はなんだと思います?
正解は
↓
↓
↓
↓
↓
↓
教えろ、あほんだら
です
ときおり「文章力を身につけるためにはどうしたらよいでしょうか。教えろ、あほんだら」と言われることがある。
『俺の文章修行』(町田康)より
こういうのを読むと、ほんと、精進なんかじゃ全然足りないなって思う。人生、あと、50年くらいほしい。
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