検索
SHARE

犬と猫と子どもの数【今日もコレカラ/第714回】

先日、さるちょんこと、ライターの村田幸音さんと話をしていたときのこと。
ペット関連の記事を書くことが多い彼女に「日本のペットの数っていま、子どもの数よりも多いんですよね」と教えてもらった。マジか! 全然知らなかった!
「さとゆみゼミ勉強会でペット業界の最新情報を話してもらえない?」と伝えると「なるほど。ペット業界だと、これ、しょっちゅう聞くワードなんですけれど、別業界の人にしてみたら新鮮な情報になるんですね」と彼女は言った。

ライターに大事な感覚って、こういう感覚だと思う。
その業界の人にとっては当たり前かもしれないけれど、別の業界の人が聞いたら驚くこと。それに気づけるかどうか。その差分が大きければ、記事の種になる。ニュースになる。
別の言葉でいうなら相場観だろうか。

ところが、その次の日。
この話を私が別のライターさんにドヤ顔で話したら、瞬時に「ペットってどこまでを指すんですか? たとえば鳥や爬虫類なんかもペットですかね?」と聞かれた。ぐぬぬ。たしかに。私、そこまで聞いていなかった。そういえば子どもって何歳までを指すのかも聞いていなかった。

ライターに大事な感覚って、こういう感覚だと思う。
その数字はどういう定義に基づいた数字なのか? 何年のデータなのか? 何と何を比べているのか。そういうことをひとつひとつ確認する態度。

後日、さるちょんのプレゼンで「日本ではペットの数が子供の数より多い」の詳細は、「犬と猫の飼育数が、15歳未満の子供の数を上回っている」のことだと知った。

勉強会でその話を聞いたみんなは「へえええええええ」と大きな声を出して驚いていたから、やっぱり私の相場観はあっていたなと思う。
一方で、犬と猫だけの数字だったのかとも思った。しかも15歳以下って、思っていたより子どもの範囲が大きかった。私は小学生くらいまでを子どもの範囲だと勝手に思っていたからだ。
つまり、「日本ではペットの数が子供の数より多い」は、私が想像していたよりもさらにインパクトのあるニュースだった。

生成AIが台頭して以降、ファクトチェックの重要性がよく言われる。
こういうとこだぞ、私。
と、気を引き締めるなり。

※初出の時18歳以下と間違った情報を書きました。すみません。15歳未満です。こういうとこだぞ、私!

【この記事をおすすめ】
大きな災害が起きるたび、ペット同行避難に関する問題が浮上する。しかしそのような報道は避難所受け入れのタイミングでの取材が多く、その先の話をメディアで見かける機会は極めて少ない。普段、犬や猫に関する記事を中心に執筆している筆者は、「今、現地で話を聞きかなくては」と思う気持ちが強かった。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

writer