
私のだいぶやらしいところ【今日もコレカラ/第770回】
人の悪口って聞いていてだいたい嫌なものだけれど、そうじゃないときもある。
めっちゃ評価の高い人を、知り合いがけなしていたりすると、そして私も実はその人が苦手だったりすると、ちょっと嬉しくなったりする。
「どうしてどうして? どこが嫌いなの?」と、嬉々として聞いたりする。
もっと言って、もっと聞きたい! ってなる。
そしてそれに便乗して、「私もね、あの人の◯◯なところがどうかと思っていたんだー。いや、素晴らしい人だとは思うんだけどね」などと、もっともらしく言ったりする。
それに頷いてもらえたりすると、絶対顔には出さないけれど、気持ちがいい。
だけど、家に帰ってはたと気づいた。
よくよく考えてみたら、わたし、別にその人の「◯◯なところが嫌」なわけじゃない気がする。
◯◯なことをやっている人は、多分、たくさんいる。
そうじゃなくて、わたしがその人を苦手なのは、過去にその人に相手にされなかったことがあったからだ。それが悔しくて、悲しくて、でも「相手にされなかったから嫌い」と言うのは癪だから、「◯◯なところが嫌」と言ってみたりしたんだ!!!
うわーー、めっちゃいやらしい。
そして、もうひとつ、怖いことに気づいてしまった!!!
わたしが「あの人の◯◯な部分、あまり好きじゃない(あまり誉められたもんじゃない、あまりイケてない)」と過去に言ったことがある人(4人くらい思い当たる)
全員、わたしがあまり相手にしてもらえない人だった!!!!
うわーー、うわーー、うわーー。ただのひがみじゃないか!!
そしてさらに気づいたぞ!
過去にそうやって「あの人はどうかと思う」と感じていた人が(相手にされていなかった)、徐々にわたしを視界に入れてくれるようになって、対等に話ができるようになったら、コロッと「あの人、いい人だよね」なんて言ったりしてる!!! してるぞーーーー。
恥ずかしくって土に還りたくなった。土に還りたくなりながらSNSをパトロールしていたら、私がもっともらしく批判した人の悪口を真っ向からド直球で書いている作家さんを見つけた。
「あの人、私のことをまったく相手にしなかった。ムカつく!」
とあって、清々しすぎた。
清々しいその人も、いやらしいわたしも、どっちもすっごく人間っぽい。
腹が立つよね、人間だもの。
ひがんだりするよね、人間だもの。
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