
粗塩day&night【今日もコレカラ/第948回】
6月12日。朝から調子が悪くて、息も絶え絶えでベッドから起きる。
そんな絶賛不調日に、映画監督の是枝裕和さん、装丁家の水戸部功さん、作家の土門蘭さん、哲学者の宮野真生子さん、文化人類学者の磯野真穂さんという、命はったクリエイティブを世に出している人たちの作品/本人と接したので、もうなんか、全力パンチをいっぱい浴びて、サンドバッグもかくやという日だった。
今日だけで、2キロくらい痩せてもいいのではないか。
痩せてないけど。
30代の頃は、そういったクリエイターの人たち/人たちの作品に出会うと、圧倒的な実力差について「むーん」となっていた。
今は何を思うかというと、純度というか、本気度というか、命かけている度というか、そういう向き合い方の差をつきつけられて「みゅーん」となる。
絶対に一案しか出さない。その一案に絞ることがデザイナーの仕事だと語る水戸部さんにくらくらしたし、やりたいことは全部やったという是枝さんの連ドラは隅々凄かったし、まさに命間際まで思考を深め続けた宮野さんの絶筆にもぐうと喉が鳴る。
ところで、土門さんの本『ほんとうのことを書く練習』は、発売直後「はじめに」を読んだあとすぐに本を閉じた。じかに、土門さんのお話を聞いてから続きを読もうと思って。
ところで、土門さんの本『ほんとうのことを書く練習』は、はじめにを読んだあとすぐに本を閉じた。じかに、土門さんのお話を聞いてから続きを読もうと思って。
そして、今日トークイベントで、土門さんを間近にお見かけして、その深みのある美しい声を聞いて、その息継ぎの位置とか、誠実な発声を聞いて、この声で脳内再生しながら読もうと思ったことよ。
イベントいってよかった。
いろいろと、ずきずきひりひりする一日だった。
だけど、そういう傷口に粗塩を塗りこんで、きっとこれから、書くんだけど。
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