
ドーパミン days。オキシトシン life。【さとゆみの今日もコレカラ/第 73 回】
この連載を始めて以来非常に地味な生活を送っている。
朝5時半に起きる。書く。出かける。書く。時々食べる。帰宅。本を読む。寝る。昨日と今日の違いが、イマイチぱきっとしない。人と会う日は少し彩りが変わる。
快楽と幸福は出るホルモンが違うらしい。
ドーパミンが出る日はあまりないけれど、毎日、ぼんやりと幸せだ。満ち満ちて爆発というほどでもないけれど、物足りない感じはまったくしない。ぼんやりと幸せが続いている。オキシトシン出てる感、ある。
先日本を読んでいたら、こんな言葉に出会った。
良い日々とはいうものには、事欠かない。一方、良い人生の方は稀である。生きた感覚の喜びに満ちた良い日々の積み重ねというだけの人生では、十分ではない。(中略)
読書で費やした一日を良い日という人はいるだろうか。だが、読書をして過ごした人生は、良い人生である。
(アニー・ディラード『本を書く』)
そうか。アルバムに残すような刺激的な「良い一日」と、幸せで「良い人生」は、別ものなのだな。
ドーパミン day を重ねたからといって、オキシトシン life につながるわけではない。
あまりに心にしんときたので、原書も手に入れた。
There is no shortage of good days. It is good lives that are hard to come by. A life of good days lived in the senses is not enough…
Who would call a day spent reading a good day? But a life spent reading
ーthat a good life.
Annie Dillard “ThE Writing Life”
翻訳も原文も美しい。
玄米を噛むときのようにいっぱい噛んでごっくんと飲み込む。
24 時間使って、24 時間生きている。
今日も幸せな日です。
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頭からお尻まで通読できる「面白い」がギュッと詰まったおにぎりみたいな本を作りたい


