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何かを成す人に共通する才能【さとゆみの今日もコレカラ/第 87 回】

仕事がら、「何かを成した人」にお会いすることが多い。1000 人以上の「何かを成した人」を取材して一番顕著な共通点は何かと考えると、継続する力、だと思う。ジャンルもタイプもバラバラの成功者たちの、唯一の共通点と言ってもいいかもしれない。

中にはその道で活躍できるセンスや身体能力などの才能に恵まれている人もいるけれど、それもすべて継続できる力があってこそだ。「継続できる力」のみが、真の才能だとも言える(ちなみに共通点第2位はレジリエンスだと思うのだけど、それはまた別の機会に)。

継続に関しては 3 つのタイプがある。

①何でも継続できがちな人

②継続できるジャンルとできないジャンルがある人

③継続できない人

アーティストやアスリートの道で一流と呼ばれる人は、意外と②のタイプが多い。他の何をやっても続かないのだけど、コレだけは楽しくてとか。コレしかできないから一心不乱に続けられて、などと言う人も多い。

一方、ビジネスパーソンで頭角を表す人は①のタイプが多い。たとえば、「成功の秘訣は何ですか?」と聞き、「まあ、毎日コツコツ続けることですよ」などと言われたとき、そういう人たちの毎日は、強度が違う。雨が降っても槍が降っても毎日で、その毎日が 10 年だったりする。

成功したビジネスパーソンにファットな人はいないとよく言われるけれど、これもまた栄養管理や運動を継続できるからだろう。

昨夜、さとゆみゼミの卒業生有志で、チョコレートの勉強会が開催された。ゼミ卒メンバーにチョコ探求家がいるのだ。毎日チョコを食べ続けて7年。これまでに食べたチョコの種類は 7300 種類。

何に感動したかというと、参加した 20 名以上全員の活動拠点とチョコの好みを聞いて、その近くで買えるチョコの中でおすすめを3ブランドずつ解説してくれたことだ。福岡在住でビター系が好きなら、A か B か C。銀座でナッツ好きなら、D か E か F。会社員である彼女が、今はチョコレートの第一人者としてメディアに引っ張りだこなのも、こういう人だからだ、と思う。

私は彼女がチョコレート探求家になる前からの知りあいだ。まずは 1000 日食べ続けようと決めた時、彼女は特にチョコに詳しい人ではなかった。何でもいいから 1000 日何かを続けようという仲間内のチャレンジがあって、じゃあ、チョコなら手軽かなと始めたのがきっかけだった(はず)。

それでも、毎日食べ続けるうちにどんどんチョコに詳しくなり、チョコ愛が爆誕成長し、健康的にチョコを食べ続けるために運動を始めた。こういう人だから、講義を頼まれると、全員の好みを聞きリサーチをして、何万円もの価値があるのではないかというほどのショコラティエリスト(しかも、個別カスタマイズされた)が生成される。

昨夜私たちは、チョコについてにわかに詳しくなったけれど、昨日得たプライスレスの価値は、別にあった。

継続の強度。継続した人にしか見えない世界。そしてその継続によって得たその知識と世界観を再分配する精神。ノブレス・オブリージュ。

素晴らしい夜でした。アナちゃん、ありがとう。

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