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会社勤めからフリーランスになる【さとゆみの今日もコレカラ/第304回】

さとゆみゼミにはいろんな人がいて、専業ライターもいるし、副業ライターもいる。ライターではなく会社勤めの人も多いし、個人事業主も多いし、アーティストもいるし、公務員もいる。アナウンサーも獣医も山伏もいる。

ライティングをしている人たちも得意分野がいろいろで、教育、医療、飲食、旅行、料理、ファッション、美容、スポーツ、製薬、不動産、人材教育、IT、IR、コミュニケーション、マーケティング……とさまざまだ。

毎週のように、いろんな編集部や企業から「○○に詳しいライターさん、いますか?」と聞かれる(だいたい、いる)。3つくらい掛け合わせで聞かれることもある。「○○に詳しくて、ホワイトペーパーが書けて、お子さんがいるライターさんいますか?」とか。

そのたびに脳内を検索するけれど、誰も紹介できない案件は、1割ほどだろうか。

こういうとき、ライターという仕事は全ての経験が「得」にしかならない職業だなと思う。会社員経験はもちろん役立つ。病気の経験や、離婚の経験や、介護の経験なども、役立つ。私は去年アキレス腱を切ったのだけれど、切った瞬間めっちゃ楽しそうに大笑いしてたと一緒にいた編集さんや著者さんに言われた。たしかに。「やっべ、また新しい経験しちゃうな(稼げてしまう)」って思って面白くなっちゃったのだ。

CORECOLORの人気連載「絵で食べていく」は、30歳で未経験会社員からイラストレーターに転職した白ふくろう舎さんの赤裸々な体験談が面白い。白さんは美大を出ていない。そういう人が、どうやって最初の仕事を獲得し、20年仕事を途切れさせずやっていくのか(私がライターになったときから売れっ子で、ずっと売れっ子なのです)、何を工夫しているのかが毎度非常に勉強になる。

昨日の連載は、「会社員経験が、フリーランスになったあとどのように生きたか」がこと細かに書かれている。読んでいてライターも全く同じだなと思ったし、おそらくいろんな業種のフリーランスに当てはまる話だと思う。

これからフリーになる人にはぜひ読んでもらいたいし、でもそれより何より、ある程度年齢を重ねてからフリーになり、今後が不安になっている人に読んでほしい。とくに最後の段落の文章は、私、ちょっと涙が出そうになった。ブッ刺さる人も多いのではないかと思う。さとゆみゼミのメンバーには、ずいぶんブッ刺さっていました。

自分が歩いてきた道(歩かざるを得なかった道)を、得にするのも損にするのも、自分なのだ。

✳︎「今日もコレカラ」は毎朝7時に更新し、24時間で消滅します。今日もこれから良い一日を。

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【この記事をおすすめ】

「やはり美大を受けてみればよかった」「もっと若いうちから絵の仕事に挑戦すればよかった」と、自分が選ばなかった道が輝いて見えることがあります。

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