
朝のリレー【さとゆみの今日もコレカラ/第365回】
部屋に入ると、窓の外はビーチが目の前らしい。ざざざざざざざよりも大きな、どどどどごごごごご的な音で波が押したり引いたりしている。
すっかり暗くなってから宿に着いた。コロンボよりもまだ南。
この波の音はどの海のものかなとGoogleマップを見たら、ラッカディブ海と書かれている。ラッカディブ海。ラッカディブ海。初めて発音した。モルディブがこんなに近いのか。
海のある町で生まれた。
だから、波の音がするのは安心する。日本海側? 太平洋側? などと聞かれることがあるけれど私の場合はオホーツク海だ。北方領土が肉眼で見える町だった。
2日後にCORECOLORで出す文章をずっと書いたり直したりしている。
空港までのバスの中でも、フライト中も、そして今も。
数時間前からは、そのGoogleドキュメントに、CORECOLORで一緒に書いている仲間が次々とログインして、誤字脱字をチェックしてくれている。
ふうっと寝落ちしそうになるけれど、はかったように順番に、みんなからメッセが届き、そのたびに原稿を確認して修正をする。
深夜まで付き合ってくれた人がおやすみなさいといってオフラインになり、早朝からチェックしてくれる人がおはようございますといってオンラインになる。
谷川俊太郎さんの「朝のリレー」の詩のようだと思う。
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
「朝のリレー」谷川俊太郎 より
みんなが、じゅんばんこに原稿をチェックをして、見終わりました、と報告をくれる。リレーしてくれてるみたいだ。
こちらの時間は、いま、朝の3時半。みんなにじゅんばんにパトロールしてもらっている感じがして、次々届くメッセが心強い。
この今日もコレカラも、明日でちょうど一年になります。
明日と明後日、ぜひ、また、このページに来ていただけたら嬉しいです。
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