
罪悪感の消し方(?)【さとゆみの今日もコレカラ/第503回】
先日「罪悪感」について書いたら(汝の名は「罪悪感」)、ほうぼうから反響があった。この文章を材料にいろんな人と意見を交換した。
「人と比べるから罪悪感が生まれるのでは」という意見もあったが、それだけではなく「自分の理想に比べて、頑張れていない自分」に対して罪悪感が生まれるのではないかとも感じた。
もちろん、その「理想の自分」がそもそも人と比べた結果生まれている可能性もある。
いずれにしても、「罪悪感バンザイ!」という意見はほぼなくて、「できれば手放したい」と感じている人が多かった。
理想の自分と比べて罪悪感を抱えるのであれば、ひとつ、取り入れたら良いかもしれない思考法がある。
これはかつて、私自身があるメンタルコーチに教えてもらった方法だ。
「自分はここまでやらねばならない」
「これができていない自分はダメだ」
と感じるとき。
それを親しい友人、もしくは可愛い部下、もしくは大好きな恋人にもやらせるかどうか。
それを考えよ、という教えだった。
たとえば、母親たるもの、子に手作りの温かいご飯を食べさせ、なるべくお惣菜を使わず、栄養バランスを考え、食べ終わった食器はその日のうちに洗い、キッチンは清潔であるべきだ。できない自分はダメ母だと思っている人がいたとしよう。
それを、子どもが生まれたばかりの親友にも「それができないと母親失格だよ」と言うだろうか。
もしも、言わないのだとしたら、自分のことを、友達を大事にするほどには大事にできていない。自分自身を友達よりも「傷ついて良い存在」として扱っている証拠だと言われた。
仕事でも同じ。
これくらいの仕事はささっとできて当たり前とか、家に仕事を持ち帰ってでも頑張らねばとか、もしくは子どもがいても(更年期であっても)言い訳せずに働くべきだとか、自分を責めてしまうのであれば。
それを仲のいい同僚や慕ってくれている後輩に全部押し付けて「やれて当然だよね」「え、できないの? 社会人失格じゃない?」と叱責できるかどうかを考えたらいい。
とてもじゃないけれど、そんな大量の仕事を人に押し付けられないと思うなら、それを「自分にだけは」押し付けてしまっていることに気づけるはずだ。
そんな話だった。
私はその話がとても腑に落ちて、もともと自分に甘かったのだけれど、さらに自分に甘くなった。
この話、何かのお役にたちますか?
「今日もコレカラ」は、毎朝7時に更新して、24時間で消える文章です。今日もコレカラ、良い一日を。
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情報を目にするたび、勝手に「今のお前はダメだ!」と責められた気持ちになっていた。話し上手にならないといけない、自分に自信がないといけない、自己肯定感が高い方が良い。


