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そういうふうにできている【さとゆみの今日もコレカラ/第532回】

2ヶ月前に1泊2日のさとゆみライティング道場を行った。昨日はそのアフターフォローのzoomで、近況を聞いたり今悩んでいることを聞いたりした。

道場のあと早速メディアのライター募集に応募して仕事が決まったという人もいたし、雑誌ライターデビューした原稿が一文字も直されずに掲載されたという人もいた。

中でも一番驚いたのが、道場にきたときは「ニートなんです」と言っていた20代の女性が、これまた道場で出会った制作会社の社長と意気投合して、なんとその会社でライターとして働いていたことだ。

彼女は文学部を卒業している。書く仕事がしたいと思っていたものの思ったように就職が決まらず、ふらりと入ったみなとみらいの書店のスタバで『書く仕事がしたい』を見つけたそうだ。当時はお金を節約しなきゃいけないので、本を買うのも節制していたらしいけれど、この本は! と思って買ってくれたという。

本を読み終わってさとゆみゼミに入りたいと検索してくれた日は、ちょうど前日に5期の募集が終了したところだった。

昨年はゼミに入れなかった人たち向けに、1泊2日のライティング道場を行ったという情報を見て「もしも今年も開催するようだったら、連絡ください」と問い合わせをしてくれた。

本を買うお金にも躊躇していた彼女が、10万円以上するライティング講座を買うのは思い切った投資だったろう。溌剌とした顔で参加してくれた彼女は、書くことを学ぶのが本当に楽しいらしく、会場でもキラキラしていた。

最後には「今年中に、書く仕事でほんの少しでも稼げるようになっていたい」と抱負を話してくれていた記憶がある。

一方。

講座には12人の仲間がいたのだけれど、その中に私のホームページやCORECOLORのサイト、さとゆみゼミのサイトを作ってくれた制作会社の社長が参加してくれていた。10年来の付き合いで、クラウドファンディングの際にはCORECOLORのスポンサーに名乗り出てくれた方でもある。家族かな? と思うくらいクライアントに寄り添ってくれる会社で、信頼できる仕事をしてくださる。

お互いの取材をするワークの中で、共通の趣味があることがわかり、今度お茶でもと話したところからトントンと「うちで働いてみる?」という話になったという。

この2ヶ月ですでに、初めてのインタビュー取材を経験し、このあとも3回のインタビューライティングが決まっているそうだ。クライアントさんのラジオの書き起こしも任されているという。

私への質問も、抽象的なものではなく、実際に取材を経験したからこその解像度の高い質問になっていた。

「さとゆみ道場に参加したことで人生がこんなに変わって、奇跡のようです」

と、彼女は言う。

でも、私は思うのだ。たしかに奇跡のようだけれど、人生って「そういうふうにできている」のだと。

リアルの場には、何かそういった磁気が働く。

たとえば学びの場には、その学びを求めた人たちに共通する何かがあって、それが磁力になる。

上阪さんのブックライター塾でも、さとなおさんのラボでも、のちに何組かの夫婦が生まれた。

そこで生まれた仕事のコラボレーションは数限りない。私の『ママはキミと一緒にオトナになる』も『書く仕事がしたい』も、ブックライティングさせてもらった山本あきこさんの本も、そこで出会ったご縁がスタートだ。

それを求めて学びの場に参加するわけじゃないけれど、そういう磁場の生まれる場所だから、人がくっつきやすい。

そういうふうにできている。

何にせよ、大好きな人たち同士が一緒に仕事をするようになるなんて。夢を叶える人と叶えてくれる人が出会うきっかけになれただなんて。これほど幸せなことがあるだろうか。

「今日もコレカラ」は、毎朝7時に更新して、24時間で消える文章です。今日もコレカラ、良い一日を。

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