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「土日にメールを送るのはパワハラです」など聞きまして(えっ)【今日もコレカラ/第771回】

今日は東京女子大学のメディア論の講義に登壇させていただいた。お昼に授業が終わってケータイの電源を入れたら、ずいぶん多くの通知が届いていた。
何事だろうとSNSを開くと
「あれを書くのは勇気がいったでしょう」
というDMが何本もきていた。

今日アップされた、朝日新聞の&【and】の書評コラム

被害者になるのも怖いが加害者になるのも怖い。私は誰かを病ませていないか。そして私たちはなぜ病むのか。『弱さ考』(外部サイトに飛びます)
のことだった。

実は、このコラム、2バージョン納品して編集者さんに判断を委ねた。
そして、編集者さんが選んでくださったのが、この「私自身は、いろんな人が言うところの『生きづらさ』がわからない。そして、わからないことが怖い」について書いたほうだった。

コラムにも書いたけれど、

私はいま、
いじめられることよりも、いじめてしまうことのほうが怖い。
パワハラをされることよりも、してしまうことが怖い。
人間関係に病むことよりも、病ませてしまうことが怖い。
被害者になるより、加害者になるほうがずっと怖い。

だから、この本(『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考』)も「自分の保身のために」読んだ。
身勝手といえば、身勝手な動機だと思う。

おりしも先日、「土日にメールを送るのはパワハラです」ってSNS投稿があったよと友人が教えてくれて、それじゃ私毎週パワハラだよう、、、となったところだった。
でも、そういう「アレをやったらダメ」「コレは地雷」という考え方ではきっと、私たちは会話せずにどんどん離れていくばかりなんだとも思う。そんなふうに分断したくないし、されたくない。

だから、知りたい。
自分には解像度高く想像できない、繊細な心の動きを、知りたい。

最後の一行を
「それは、地雷を避けるためじゃない。自分の周りの大切な人たちを守るために」
ではなく
「それは、地雷を避けるためじゃない。自分の周りの大切な人たちを知るために」
としたのは、そういう気持ちからで。

寄り添いたいというのは、おこがましいと思ったから。
力になりたいも、出過ぎていると思う。
まして、守るは言えない。

だから、まず、知りたい。
知るだけで変えられる「自分の行動」があるように思ったから。
身勝手な動機からスタートしたけれど、本当に読んで良かったと思った本だったよ。

よかったら、さとゆみの書評コラム、読んでください。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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