
わたしの自慢の愛しのバディ(ら)【さとゆみの今日もコレカラ/第758回】
久しぶりに、CORECOLORでロングインタビューの記事がアップされた。
更新を手伝ってくれている仲間のれいちゃんが、「朝からしっかり泣きました。素敵なインタビューを読ませていただきありがとうございます!」と連絡をくれた。そうだよね、そうだよね。わたしも初稿をもらったとき、何度も涙をこらえた。
今日から始まる映画『栄光のバックホーム』の脚本家でもあり、原作の作家でもある中井由梨子さんのインタビュー記事。ライターの市橋かほるさんが原作に惚れ込んでいて、「さとゆみさん、この方にインタビューにいきたいです!」とアポを試みてくれた。
大阪梅田の試写会の日にあわせて時間をもらったインタビュー。私も同席させてもらう予定だったのだが、東京で大きなトラブルがあり、直前にいけなくなってしまった。そこでかほるさんに全てを任せた。
「小説も映画も知らない人の視点で読んでほしい」とかほるさんから言われていたので、あえて予習をせずに原稿を待っていた。あがってきた原稿は、だから完全なる「初見」だったけれど、すぐに話に引き込まれ、一気に読んでしまった。普段わたしは原稿が初見の状態で、頭の一字一句から修正提案を入れていくのだけれど、今回は最後まで一気よみ。
ぎゅっと心をつかまれただけではなく、書き手として「なるほど、そういう取材をすればいいのか」「章の書き出しを書き終わりって、そう決めればいいのか」などの発見もたくさんあった。
すっごい原稿だなあ。こんなふうに書いてくれるライターさんがいたら、編集者としては絶対手放したくない。そう思った瞬間、これまた先日ライター仲間のゆっきーが書いてくれた記事で、小説家の寒竹さんと対談した内容を思い出した。
講座終了後、CORECOLORでインタビューデビューしたメンバーの話だ。
さとゆみ:最初の原稿では5~6稿まで修正が入ったのに、2回目の取材現場では、取材修了後にもう、原稿の核にしたいポイントがわかり合えている。しかも初稿から想像を上回る表現になっていたりするから、嬉しくて仕方がないんです。編集長としては「このライターさんを手放してなるものか」と思います。
(「このライターさんを手放してなるものか」webメディアCORECOLORはなぜ生まれどう運営しているのか 寒竹泉美×さとゆみ より)
寒竹:それはうらやましい。私もそんなバディが欲しいと思っています。
さとゆみ:バディ「ら」ですね(笑)。たくさんいて、幸せ。
かほるさんは、CORECOLORがスタートしてすぐ、インタビュー記事の企画を2本持ち込んで担当してくれた。わたしが企画した編集者の時代のライツ社さんの原稿も担当してくれた。
回を追うごとに、かほるさんが書きたいこと伝えたいこと、わたしがこのメディアでやりたいことのチューニングがあってきて。一緒に演奏をしているような気持ちになった。
だから、4本目になるかほるさんの今回の記事、私は現場に行けなかったけれど、安心して任せられたし、期待を大きく大きく上回る原稿を書いてもらえた。
こんな幸せなことってある?
こんな信頼できるバディ(ら)がたくさんいて、本当に幸せ。
かほるさんは、さとゆみゼミ1期生だけれど、2期にも、3期にも、4期にも、5期にも、そういう仲間がいて本当に幸せ。自分がお願いした原稿じゃなくても、メンバーがいろんな場所で書いている原稿が素晴らしいと、そんな原稿が世の中に誕生したことを嬉しいなあって思う。
私も誰かの頼もしいバディであれるように。
今日もがんばっていこー!
「今日もコレカラ」は毎朝7時(頃)にアップして24時間で消える文章です。今日もこれから、良い1日を!
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