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「似合う」をやめてみる【さとゆみの今日もコレカラ/第299回】

先日ある夫婦とご一緒させていただき、その二人の佇まいがとても自然で素敵で「なんてお似合いの夫婦なんだろう」と思った。それでふと、「似合う」って何だろうと気になった。

似合うは「似る」と「合う」から出てきている。そういえば、その夫婦は顔までそっくりだ。だから「似ている」が語源なのかなと思ったけれど、辞書を引くと「ふさわしい」「釣り合う」という言葉で説明されていた。

ああ、なるほどと思う。似合うは「今の自分にふさわしくて釣り合っている状態」をいうのだと知る。

それで、ひとつ納得がいったことがある。

ヘアライターをしていたとき「似合う」という言葉と格闘していた。みんな「似合う髪型にしたい」というからだ。だけど、どんなにその人に「似合っている」髪型にしたとて、満足しない人は、しない。なぜだ?こんなに似合っているのに、と思っていた。

その理由が、わかった。

似合っているのに満足できない人は、「似合いたくなかった」のだ。

今の自分を気に入っている人は、今の自分に似合う(=ふさわしい髪型、=釣り合う髪型)がしっくりくる。

でも、今の自分を脱却したい人は、似合うことをやっていちゃダメだ。今の自分を変えたくて髪型を変えるのだから、似合っていたらダメなのは、当たり前じゃないか。

✳︎

自分に似合うことをやっていたら、今の自分のままだ。

似合わないことをやるから、今の自分を変えることができる。

髪も、服も、付き合う人も。

自分にとって「似合う」をやめるときに、人は、変わる。

身の丈をぶっとばせ

✳︎「今日もコレカラ」は毎朝7時に更新し、24時間で消滅します。今日もこれから良い一日を。

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「6千円のレッスン、6千円で終わるか、10万円の価値にするかは、受けた人次第だからね」。私は、あのレッスンを何円ぶんにしていけるだろうか。

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