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優しいだけじゃだいぶ足りない【さとゆみの今日もコレカラ/第419回】

先日、自著の企画を持っているライターさんと、その企画に興味を持ってくださいそうな編集者さんをお引き合わせした。みんなのんべえなので、ワインをいただきつつ、書籍出版をめぐるいろんな意見を交換したのだけれど。

ある売れっ子の著者さんについて「あの方、本当にいい方ですよねえ」「そうなんですよ、すごく優しい方ですよねえ」なんて話になったとき、その編集者さんが「でも、優しいだけでは本は出せないんですよねえ」とおっしゃったので、ドキっとした。

人あたりやコミュニケーションがどれだけやわらかかったとしても、著者になる人は、「これを伝えたい」「この本を絶対に売りたい」という強さがあるという。その強さというか、覚悟というか、そういうものがないとやはり、著者として本を出すのは難しいのではないでしょうか、とその方は言う。

その話を聞いて、本当にそうだ、と思った。

本を出すのは、本当に怖い行為である。

自分の書いた文章がどんなふうに受け止められるのか。disられることだってある。場合によっては炎上を引き受けることもありえるだろう。買ってほしいと何度も宣伝してウザがられないかと心配にもなるし、でも、売れなかったら出版社に赤字を出す。そして、売れなければ二度と書ける場所がなくなるかもしれない。

そんな一切合切を引き受けて、自分だけではない、いろんな人の想いをのせて、本を出すのである。

そういうのは、怖い。

だけど、その怖さを超えて表に出るのだと決めないと、本は出せない。

優しいだけじゃだいぶ足りない。

うまいだけでも、多分、足りない。

私もよく、「あの程度の筆力で」などとよく陰口を叩かれる。(直接言われることもある)。

でも、そういう陰口が怖いからといって縮こまっていたら、自分の名前で本は出せないのだと、あるとき覚悟が決まった気がする。

✴︎

CORECOLORで連載してもらっている『絵で食べていきたい』が、1冊の本になった。

連載中も「なるほど、これはライターにとっても勉強になる」「うわ、その視点なかった!」などと思わされることの連続で、白ふくろう舎さん凄いなあと思っていたのだけれど、書籍化が決まってからの白ふくろう舎さんの腹の座り具合や、この本をたくさんの人に届けるのだ! という気迫と心配りは、本当にすごくて学ぶことばかりだった。

先日アップした、連載特別編・連載『絵で食べていきたい!』が書籍化できたわけ の中にある

6:「著者であること」を引き受けた

の部分を読んで、やはりこういう方が、著者になるのだなあとしみじみ感じた。

本を出すこと、著者になることに興味がある人は、ぜひ読んでほしいです。

(特別編)連載『絵で食べていきたい!』が書籍化できたわけ

今夜、その白ふくろう舎さんと、CORECOLORクラウドファンディングのリターンのセミナーがあります! 

お申し込みくださったみなさん、20:30にお会いしましょう!

【追伸】

昨日、ZINEの追加申し込みくださった皆様、ほんとにありがとうございます! あと472冊在庫あります笑。もしもクラファンで買えなかったー、追加でほしいー、などありましたら、ぜひご連絡ください。

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