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「やる人」に会いました【さとゆみの今日もコレカラ/第448回】

かれこれ15年くらい前に何度かお仕事をご一緒させていただいた美容師さんから、突然連絡がきた。書籍を出したいと思っているのだけれど、相談にのってほしいという連絡だった。

美容専門出版社の編集者さんと、これまで本を出版している何人かの美容師さんに話をしたら、「さとゆみに相談してみなよ」と言われたそうで、昨年11月に連絡がきた。

『本を出したい』を書かせていただいてから、こういうご相談をよくいただく。

私は出版プロデューサーではないので、企画をお手伝いしたり持ち込んだりは基本的にしていないのだけれど、今回に関しては前からの知り合いだったのと、彼の上司にあたる美容師さんにとてもお世話になっていたので、「私にできることなら」と話を聞かせてもらった。

最初に「会って話を聞きたい」と連絡がきたときはまだ丸腰のようだったので、企画書を作るといいですよとLINEでお伝えした。企画書の書き方は『本を出したい』に書いたので、よかったら参考にしてみてくださいとも添えた。

心の半分くらいでは「ここで連絡がこなくなるかもしれないなあ」と思っていた。書籍の企画書を書くというのは並大抵のことではない。漠然と「本を出したい」と思っている人の大半がここで諦めてしまう。

なのだけれど、「本を買いました」「すぐに読みます」「見よう見まねですが、企画書作りました!」「はじめにも書きました」「みてもらうことはできますか?」までが、2週間。

すごいなあと思った。

それで、昨日、その企画書を見せていただいた。

ずらっと並ぶ目次案。100本以上のトピックについて「語れることがある」方だとわかった。そして物静かなのだけれど、いざそのことについて話し始めると、ふつふつと静かな情熱を感じた。「語りたいことがある」方でもあった。

この時初めて知ったのだけれど、すでにインスタでも画像を使って発信を続けていて、フォロワーさんも多かったし、コメントもたくさんついていた。

再び、すごいなあと思う。

「本を出したい」と言う方の多くが「本を出したいと宣言したら誰かにみそめてもらえて、『お願いです、出してください』と頭を下げられて依頼を受ける」みたいな、ふんわりとしたイメージしか持っていないのに。

この方は、こうやってひとつひとつ、積み上げているんだなあと思ったら、そんなつもりは全然なかったのに、何か私にお手伝いができないかと、その場で思いついたアイデアをいくつかお伝えしてきた。

ひとつ、私たち両方が「それ面白そう!」と盛り上がった方向性があった。私ができるなら私がやりたいけれど、ライターには絶対にできないタイプの企画だった。彼はその方向でもう一回、50本の目次案を考えてみると言って帰っていった。

今朝、私、目が覚めてすぐに、もうひとつアイデアを思いついた。気づいたら昨日からこの企画について一生懸命考え続けている自分に驚く。脳内で、興味を持って下さりそうな出版社さんを考えてみる。

こうやって、「やる人の熱意」には、いろんな人間が巻き込まれていくんだなあ……と思った次第です。

私も「やる人」のほうでいなきゃ。

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「今日もコレカラ」は毎朝7時に更新して24時間で消えるショートコラムです。今日もこれから良い一日を。

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この方も、「やる方」であります。

本業の傍ら年間1,000種類を目指してひたすらチョコレートを食べていたら、今ではチョコレートの新商品を紹介するなど、チョコレートに関する副業を始めるまでになった。

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