
自分がされて嫌なこと【さとゆみの今日もコレカラ/第458回】
朝からごめんなさいだけど、大人のクイズです。
あなたはもうすぐ天に召されます。ベッドの横には、長年連れ添ったパートナーがいます。
そのパートナーは、あなたに内緒で何年も浮気をしていました。
さて。その事実を、あなたは……
①全部聞いてから、旅立ちたい
②知らないまま、旅立ちたい
どちら派でしょうか?
昨夜ご一緒していた美しい先輩は、①だとおっしゃる。
「それまでどんなに裏切られていたとしても、最後にちゃんとフェアな態度で接してくれたら、私、全部許して天国に行ける」と言うのだ。
え、マジですか? 私は迷うことなく②です。
これまで幸せだった過去の何十年間が、オセロをひっくり返すようにパタパタ真っ黒になるんですよ。
たとえそれが、その幸せを作ってくれた当人だったとしても、私の過去の記憶を変えてほしくない。
私がそう答えると、先輩は、「どんなに傷つくことになっても、私は、本当のことを知りたい欲の方が強い」と、おっしゃる。
いろんな価値観がありますねえ、なんて話していたのだけれど、さて、この話から得られる教訓とは。
*
私たち、「人と接する時に、自分がされて嫌なことはしちゃダメだよ」と、いろんな人に言われて育ってきたけれど。そして、自分の子どもに対しても、そう伝えがちだけれど。
「自分がされて嫌なこと」
「自分がされて嬉しいこと」
が、目の前の人とこんなにも違うのだったら、
「自分がされて嫌なことはしちゃダメだよ」
「自分がされて嬉しいことを相手にしてあげましょう」
を行動の基準にするのは、だいぶ危ないですよねえ。
なんて、話をしていました。
楽しい夜だった。
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