
「わからないがわかっている」強さ【さとゆみの今日もコレカラ/第531回】
土曜日は京都で、日曜日は東京で、ライター仲間のえずさん(江角悠子さん)の「ZINEを作ってみよう講座」だった。
えずさんはこれまで、ご自身でZINEを何冊も作られているだけではなく(なんと、そのうちの一冊は1000部も売れているそうだ!)、大学生にZINEを作る講座も持ってらっしゃる。
えずさんに、さとゆみゼミのメンバーに向けてZINE講座をしてほしいとお願いしたのは私自身だったのだけれど、本当に素晴らしい内容だった。
受講するのはライターなのだから、文章は書ける。
でも、今のライターさんたちは、紙媒体での執筆経験があまりない人が多い。
だから、ZINEを作ろうと思ったときに、紙媒体ならではのルールやお作法、印刷する際の決まり事などに戸惑うということがよくわかった。
私は雑誌での編集経験が長い。だから、ほかの人が紙媒体を編集しようと思ったとき、何が難しいのか、どこで躓くのか、それがいまいちわからない。自分にとって当たり前すぎて、呼吸をするように編集してしまうからだ。
でも、えずさんは、学生さんをずっと教えてきただけあって、「何がわからないかをわかっている」。
これ、本当に大事なことだよなあと思う。
教えるって、こういうことだ。
『本を出したい』にも書いたけれど、著者になれる人も、こういう人だと思う。読者が「何をわかっていないかがわかっている」人が、著者になれる。
これは強さとも言えるし、優しさとも言える。
講師としても勉強になったし、受講者としても「ああ、これ、昨年ZINEを作る前に知っておきたかった!」と思ったことがたくさんあった。ワークが多かったので、きてくれた人たちも物理的な一歩を踏み出せたと思う。
素晴らしい2日間でした。えずさん、ありがとうございました。
今回はさとゆみゼミのために1dayの集中講座にしてもらいましたが、えずさんの全6回のZINE制作講座(オンライン)、6月4日に開講になるそうです。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいねー(即満席になりそう)。
「今日もコレカラ」は、毎朝7時に更新して、24時間で消える文章です。今日もコレカラ、良い一日を。
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