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プロセスとゴールと。花束みたいな恋と鉢植えみたいな恋と。【今日もコレカラ/第581回】

今さらながら、映画『花束みたいな恋をした』を見た。三宅香帆さんの書籍『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の中に15回くらい登場していたので、こりゃ見ないとあかんと思ったからだ。

いろんな見方があると思うけれども、私には、プロセス(過程)とゴールの話に思えた。

結婚を唯一のゴールにしたら、そこまでの過程はどんなに犠牲になってもいいと考える麦(菅田将暉さん)は、「僕の人生の目標は絹ちゃんとの現状維持です」という。

一方で、絹(有村架純さん)が愛読していたブログ、「恋愛生存率」には、「始まりは、終わりの始まり」とある。恋は始まりが100%で目減りして終わっていくと考える絹にとって、結婚はゴールになり得ない。なぜならゴールは恋が0になる時だから。

現状維持を目指す男と、恋愛生存率を観察する女。

花束みたいな恋は、根っこのない恋。買った時がピークの恋。鉢植えとは違う。

そう考えると、2014年のサッカーでブラジルがドイツに負けた時の話をする絹が、「あれ以上の最悪はない」と結果についていい、麦が「われわれのこれまでの道のりは美しかった。あと一歩だった」と過程について話す逆転現象は面白かったな。

人は一貫してなくて、立場変われば、逆の考えをする。私たちはいろんな交差点で人と出会い、身体と脳をこすり合わせて、そして離れていく。

なんてことを考えながら、新居の合鍵を作っていた。この家にはいつまで住むかな。
合鍵と命日の話はまた今度。

↓ケータイを無くして帰るに帰れなくなった祇園の夜。花束みたいな夜でした(ケータイは無事確保)。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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