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嫉妬の矛先【今日もコレカラ/第776回】

突然気づいたのですが。
自分が持っている感情の中で、ここ数年、どうにもややこしくなっているのが、嫉妬の感情だなあと思うわけです。
ええといまは、恋愛以外の話をしています。

なんでだろう。昔は、嫉妬ってそれほど感じなかった。全然なかったとは言わないけれど、持て余すようなことはなかった。

たとえばこの道の先輩に嫉妬を感じるときは、「ああ、私も嫉妬を覚えるくらい、この人に近づけているんだなあ」と思えて、ちょっと嬉しかった。雲の上の人には、嫉妬など抱かないので。

そう考えて、はたと思い当たった。そうか、昔の嫉妬は、自分より前にいる人に対する嫉妬だったけれど、いまは違うんだ!

つまり、いまは自分よりも若い人、自分よりも経験が浅い人に、颯爽と追い越されていくことに焦りを覚えているのか。

相手が前にいるなら目標にすれば良い。いつかあの場所に辿り着くぞと思えば良い。でも、後輩の存在を背後に感じたら、間違いなくそのうち追い越されるし、一度追い越されたら多分もう追いつけることはない。こちとらもう、体力も気力も下降するばかりなのだから。

嫉妬というよりも焦りなんだな。だから気がせくのか。
と、それがわかったらだいぶスッキリした。焦りだったら自分の側に原因があるから対処しやすい(よく考えたら嫉妬もそうか)。

そしてもう一つ気づいた。
なるほどこれが、ミドルエイジクライシスというやつか。
いやん、大人の仲間入り!

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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