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30年のうち、いま、15年。【今日もコレカラ/第861回】

先日から「能登に行ってきました」「明日から能登いきます」「いま、能登です」というさとゆみゼミメンバーからの連絡が続いている。
とても、嬉しい。

さとゆみゼミの仲間が能登で被災し、その後「能登の現状を伝えてくれるメディアがどんどん減ってきた」と相談を受けたのが、2024年の夏。
その後、ゼミ仲間と一緒に能登に入り、「能登のいま」と題したリレー連載を23回更新している。
そのとき一緒に行けなかったメンバーも、その後、能登に足を運んだり、過去に取材した先を尋ねたりして、それぞれがそれぞれに能登と関わり続けている。
ボランティアにいったメンバーもいるし、クラファンのお手伝いをしたメンバーもいる。

先日は、依頼を受けて、政策提言のもとになる県副知事やNPO団体のインタビューをとりまとめる仕事もさせてもらった。

ゼミの仲間からの相談をきっかけに、こんなふうに、みんなで能登を訪問し続けられているのが嬉しい。能登についてみんなが書いてくれるのも嬉しい。

明日は3月11日。東日本大震災が起こった日から15年たつ。
この日が来るたびに思い出すTwitterの投稿がある。

「まずは自分の道を。わたしはこうして出来るようになるまで30年かかったよ」

東日本大震災のときに、自身でトラックを多数手配し、被災地に物資を送り続けた野口美佳さんの投稿だ。
私はいまでも、この投稿を一字一句はっきりと覚えている。
15年前、何もできない自分に、とても響いた言葉だった。

15年間、自分の道を歩いてきた。
15年前にできなかったことが、たくさんの仲間と一緒にできるようになった。野口さんがいう「30年」まで、あと15年ある。
これからも、書く仲間たちと一緒に、あったかい地球のためにできることを、ひとつずつ。

※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。

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「ここにはたくさんの人がいて、被災の状況も、震災の受け止め方も一人一人違う。それを十把一絡げにして語ることはできません」


そう言われて、私自身「能登は」「被災地は」と、大きなくくりでとらえようとしていたことに気が付いた。乱暴なまとめ方で、「被災地の今」を分かった気になろうとしていなかっただろうか。

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