
青い鳥とオレたちの神様【今日もコレカラ/第955回】
2ヶ月ぶりの今日コレ。しれっと再開します。しばらくお休みしていたら、また猛烈に書きたくなった。
毎日文章を書くのを辞めて何をしていたかというと、いろんなの書き手の講習を受け、いろんなの書き手の文章を読んでいた。
面白い文章を書く人たちの中には、「書くこと自体」についても書いている人が結構いて、それぞれいろんな流儀や葛藤があってそれが面白い。
一緒にポッドキャストをやっている俳優のイザエミちゃんに勧められて読んだ、歌人・上坂あゆ美さんの新作『会社ではおならをしてはいけません』に、こんな文章があった。
「●日までに十首できますか?」と聞かれることは、「●日までにうんこ十回出ますか?」って聞かれてるのと近くて、「出るかもしれないけど出ないかもしれません」としか答えようがない
(中略)
便を排出するのが楽しいと思う人がおそらく少ないのと同様に、楽しんで歌をつくったことなんてそもそもないのだけれど、猛烈に歌をつくりたいという強いモチベーションも最近はあまりない。短歌の神がわたしを見ていたら怒られるんじゃないかと真剣に考えたりもする。排泄に似ているなんて言いながらも、わたしは短歌のことをとても大切で神聖なものだと思っているらしい。
上坂あゆ美『会社ではおならをしてはいけません』より
デビュー作の歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』の大ヒットのあとにオファーが続いた彼女に何が起こったのかが書かれているこの部分が、とても面白かった。
この本には「短歌の神」「短歌の神様」という表現が2度出てくる。この「神様に怒られたくない」「見離されたくない」という気持ち、なんだか見覚えがあるように思う。
その上坂さんが、どうやってまた、
うんこは、したいときにすればよかったのだ。
の境地になったかについては、TwitterがXになったことと関係があるのだけれど、興味のある方はぜひ『会社ではおならをしてはいけません』を。
「青い鳥は消えた」に書かれているよ。
イザエミちゃんとのポッドキャストもぜひ。
私もまた、したくなったので、毎朝7時にしようと思います。
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この文章を読んだのも、また書きたいなと思った理由のひとつ。
途中でぞわっときて、最後は涙がこらえきれなかった。
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