
世界中の誰よりきっと【さとゆみの今日もコレカラ/第462回】
昨夜、代官山で取材があったので、帰り道に師匠のさとなおさんのバーに寄った。2000冊以上の本に囲まれたブックバー。さとなおさんに最近読んで面白かった本を紹介してもらうのも幸せだし、さとなおさんを慕ってお店にくる方たちとお話させてもらうのも楽しい。
最近、このバーで何度か、カードゲームらしきものをやっている人たちを見かける機会があった。エンゲージメントカードというらしい。
企業の研修やチームビルディングの場で使われたり、自己分析をするのに使ったりするもののようで、驚くほど自分の価値観が見えると皆が口を揃える。
昨夜も、さとなおさんが間に入りながら、お二人の男性が、このゲーム(?)をされていたので、隣で見せてもらっていた。
ルールは簡単で、引いたカードに書かれた価値観が、自分にとって大事だったら残し、不要だったら捨てる。カードは常に7枚しか持てない。
100枚近くあるカードには「公平性」とか「愛」とか「好奇心」とか「心地よさ」とか「健康」などと書かれている。これらを選んでは残しor捨て、最後に自分の手元に何が残るかを知るゲーム(?)だ。
私よりもひとまわり以上先輩、既にさまざまなことを成してきた影響力のある方たちの価値観を横で見せてもらうのは、本当に楽しかった。
潔くバンバン捨てられるカードもあれば、長考のすえ手元に残されるカードもある。お二人を知るさとなおさんが「なるほどー!」とか「ええええ! 本当に?」とか、合いの手を入れるのも楽しかった。
その様子を見ながら、「ああ、この光景、学生が見たらきっとびっくりするだろうな」と思った。
何のカードを大事だと思うかは、もちろん個性にもよると思うけれど、きっと年齢とも関係するだろうと思ったからだ。
これから就職する学生がきっと「社会人として成功するのに大事なのはコレかな」と考えるであろうカードが、面白いように秒で捨てられていく。長く第一線で働いている方の価値観に触れられるのが、ドキドキする。
これまでやってきたこと、残っている時間。その天秤の上で、瞬殺と逡巡が繰り返される。
カードを選んでいるようで、人生を選んでいるんだ。
今度私もやってみたいな、と思った。
疑似体験は、このサイトのページの最下部でできるようです。
でもこれは、一人じゃなくて、誰かとやるのが楽しいやつなんだろうな。
この歳になって、世界中の誰よりも、自分に興味がある。
死ぬまでずっと、自分を楽しませて生きていきたいんだよなー。
そういえば、昨日は父の命日だったと思いながら帰宅。
タイトルは昨夜さとなおさんのバーでかかっていた曲より。
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