
凹凸じゃなくて、凸凸【今日もコレカラ/第712回】
先日の勉強会で、編集者(という、肩書きではもう収まりきらないほどのプロジェクトを多数作っている)の円香さんが、「いつも、人の才能を見ている。その人の尖った部分、凸凹の凸の部分を探している」と話していて、僭越ながら「ああ、私も同じだなあ」と思った。
秀でた才能をキャスティングできる力は、編集者に必要な能力の一つだ。
ただ、あれ? と思ったのはそのあとだ。
円香さんは「突出した凸と凸をどう組み合わせるかを考えている」と続けたからだ。
その絵面(えずら)を脳内に描いた私は、「なるほど、凸と凹を組み合わせるのではなく、凸と凸を組み合わせるのか!」となって、そこからは円香さんの話を聞きながら、脳の一部分で凸と凸のパズルがはまる境界条件を考え続けていた。
まあもちろん、円香さんは比喩として凸と凸とおっしゃったと思うのだが、もう少し考えてみたい。
・凹凸とちがって、凸凸は2人だけの組み合わせではカチッとハマらない。もう少し多くの人数が必要になるだろう。
・大きな凸のくぼみ部分を、複数の小さな凸で埋めるというのもアリか。傑出した才能が一つあるなら、その圧倒的な才能を活かすために周りの才能をかためる、というのもあるかもしれない。
・ひょっとしたら、2次元の話ではなく3次元や4次元の話なのかもしれない。平面じゃなくて立体の話と考えてみたら。
・凸と凸のすきまを、液体的なボンド的な存在が埋めても良いかもしれない。本人自体が凸ってなくても、誰かそういう一人がいれば、全員凸ったままで活躍できる。ああ、それが編集者の役割か。できる編集者はみな、猛獣使いだ。
……などなど。
たくさんのヒントをもらいました。
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