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ウィキペディアでみる「注目の人 週間ランキング」/第8回【2023年 9/23〜9/29】

長年ウィキペディアを眺め、寄稿し続けた運ちゃんが、ウィキペディア日本版のページビュー(以下PV)上位者を「PV増の理由」と共にお届けします。今週の注目トピックはNHKの朝ドラとバレーボールです!(※PV数は100の位以下を切捨て表記しています)

まずは、ウィキペディアページのPV数がこの1週間で多かった「注目の人TOP3」を確認してみましょう。

1位は女優の趣里さん。2位は俳優の大沢たかおさん。3位は俳優の奥平大兼さんでした。

それでは曜日ごとに、1週間を振り返ってみましょう。

9月23日(土)のPVランキング


1位:故・金子正次(俳優:33歳没/かねこ しょうじ)

【PV増の理由:TVバラエティ】前日22日に放送されたTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演した俳優の大沢たかおさんが、「役者になってから15年ほどは、新しい現場に行く前に必ず映画『竜二』を観て自分を鼓舞していた」と語り話題に。1974年、劇団に入団。1983年に原作・脚本・主演の映画『竜二』が公開。映画公開から1週間後に胃癌性腹膜炎で死去。10月末からテアトル新宿ほかで映画『竜二』公開40周年記念上映予定。

2位:奥平大兼(俳優:20歳/おくだいら だいけん)

【PV増の理由:TVドラマ】日本テレビ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された。』(主演は松岡茉優さん)に主要キャストとして出演し、特に最終話の演技が評判に。2020年に映画『MOTHER マザー』で俳優デビュー。2022年日本テレビ『ZIP!』朝ドラマ「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」に主演。2023年映画『君は放課後インソムニア』に森七菜とW主演。特技は空手。

3位:メリッサ・バルガス(バレーボール:23歳)

【PV増の理由:バレーボール】FIVB パリ五輪予選女子東京大会/ワールドカップバレー2023のトルコ対日本戦で、エースとして両チーム合わせて最多の22得点をとり逆転勝利(セットカウント3ー1)に貢献。来年のパリ五輪出場権を獲得した。13歳でキューバのナショナルチーム入り。2021年に亡命しトルコ国籍を取得しトルコ代表に。2023年、世界TOP16が参加したネーションズリーグでMVPを獲得しトルコの初優勝に貢献した。身長194cm。

9月24日(日)のPVランキング

1位:熱海富士朔太郎(大相撲:21歳/あたみふじ さくたろう)

【PV増の理由:大相撲】11勝3敗の単独首位で秋場所千秋楽を迎えたが、朝乃山(29歳/あさのやま)に敗れ、優勝決定戦で貴景勝(27歳/たかけいしょう)に敗れ、所要18場所での史上最速優勝にはならなかった。2020年11月場所初土俵。番付は東前頭15枚目。身長186cm。体重181kg。静岡県熱海市出身。

2位:古賀紗理那(バレーボール:27歳/こが さりな)

【PV増の理由:W杯バレー】バレーボール・パリ五輪予選女子東京大会の最終日、世界4位ブラジルに最終5セットの末敗れた。リードされ後がなくなった第4セットに本大会7試合目ではじめてスタメンを外れた。2015年に日本代表に選出。2022年、バレーボール日本代表の西田有志さん(23歳)と結婚。同年に日本代表チームのキャプテンに就任。身長180cm。佐賀県生まれ、熊本県出身。

3位:CHEHON(音楽:39歳/チェホン)

【PV増の理由:逮捕】大麻取締法違反(所持)の容疑でレゲエフェス「DIRECT」出演後に逮捕された。2002年頃、レゲエ歌手として活動を開始。2006年にインディーズ、2008年にメジャーデビュー。一時期は活動の拠点をジャマイカへと移していた。大阪府大阪市出身。

9月16日(土)〜9月24日(日)W杯バレーボール女子の大会期間中(9日間)の上位10人のPV合計数を集計してみました。

TOP3は、キャプテン古賀紗理那さん、久しぶりに全日本チームに戻り活躍した宮部藍梨さん、そしてサーブも好調だったミドルブロッカー山田二千華さん。メリッサ・バルガスさんも6位にランクインしています。

日本が本大会で惜敗し獲得できなかったパリ五輪出場権の残りは5枠。今後も予断を許さない戦いが続きます。対戦相手の平均身長が10cm以上高いことが多い日本チーム。高さに対抗するためのスピードとサーブを強化してきた眞鍋政義監督のこれからの手腕も楽しみです。男子チームと共に引き続き応援したいです。

9月25日(月)のPVランキング

1位:江口のりこ(女優:43歳/えぐち のりこ)

【PV増の理由:TVバラエティ】NHK『鶴瓶の家族に乾杯』のゲストで「山形県上山市(前編)」に出演。バラエティ番組への出演が少ないこともあり、鶴瓶さんとの会話が面白いと注目が集まった。10月2日(月)夜7:57〜後編が放送される。1999年「劇団東京乾電池」の研究生として入団。2004年、映画『月とチェリー』、2021年テレビ東京『ソロ活女子のススメ』に主演。10月からフジテレビ『うちの弁護士は手がかかる』(主演はムロツヨシさん)に出演。兵庫県姫路市出身。

3位:趣里(女優:33歳/しゅり)

【PV増の理由:報道】10月2日(月)からはじまる、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に主演。花田鈴子役を演じる。2471人が応募した配役オーディションでヒロインの座を射止めた。2011年、女優デビュー、2017年、フジテレビ『過ちスクランブル』で連続ドラマに初主演。父は俳優の水谷豊さん。母は女優の伊藤蘭さん。

4位:ダークダックス(音楽/男性4人組)

【PV増の理由:訃報】メンバーの遠山一さんが慢性心不全と老衰のため死去。93歳だった。1951年にグループ結成。1958年からNHK『紅白歌合戦』に15回出場。1987年には「同一メンバーのまま日本で最も長く活動するコーラスグループ」としてギネス世界記録に認定、1993年に4人全員で紫綬褒章を受章した。メンバーは4人共に慶應義塾大学経済学部出身。高見沢宏(たかみざわ ひろむ)さんが2011年、喜早哲(きそう てつ)さんと佐々木行(ささき とおる)さんが2016年に死去。

朝ドラの NHK『らんまん』(主演は神木隆之介さん)が終わりました。NHK連続テレビ小説、直近の16作品に関して、放送期間中の番組ウィキペディアページ合計PV数を集計してランキングしました。まずは1位から8位まで。

もう8年前になる『あさが来た』(主演は波瑠さん)がぶっちぎりの1位でした。続いて後半の9位から16位までです。

『らんまん』は181.3万PVで、16作品中12位でした。2020年の『エール』(主演は窪田正孝さん)以降は放送日が週6から週5の平日のみに変更になったこともあり、今回集計した16番組の放送回数も115回から156回と大きく差があります。しかし集計はすべて放送期間で計算しました。

次に番組ウィキペディアページの放送期間中の編集回数ベスト10を確認しましょう。

朝ドラのウィキペディアページには「統一したフォーマット」にすべく、「新しいストーリーの加筆は、その日の本放送終了時刻までは行わない」など編集・加筆のためのルールが存在します。

PV数で1位だった『あさが来た』の更新回数が低かったことが意外でした。

続いて放送期間中の主役・ヒロインのPV数を確認します。

『らんまん』主演の神木隆之介さんは76.2万PV、ヒロインの浜辺美波さんは97.0万PVでした。

以前の朝ドラは国民的女優になるための登竜門と言われ、過去には大竹しのぶさん、紺野美沙子さん、原日出子さん、沢口靖子さん、斉藤由貴さん、山口智子さん、鈴木京香さん、松嶋菜々子さん、宮﨑あおいさん等々数え切れないほどの方々が主演をされています。

以前は比較的キャリアの浅い役者をオーディションで選ぶ傾向がありました。しかし、近年は他の連続ドラマで主演し、既に人気がある人をキャスティングすることも増えたため、以前に比べてドラマの放送期間中に急激にPV数が増えるようなケースは減ってきました。

このランキングで、番組のページより主役・ヒロインのページのPVが多かったのは、『まんぷく』の安藤サクラさんと『おかえりモネ』の清原果耶さんの2人だけでした。最後に、ドラマの脚本家のPV数に関して確認してみましょう。

『らんまん』脚本の長田育恵さんは10.9万PVでした。ちなみに上記3つのTOP10ランキングのどれも入らなかったドラマ作品は『らんまん』以外に2作品あり、2017年秋の『わろてんか』(主演は葵わかなさん)と2019年秋の『スカーレット』(主演は戸田恵梨香さん)でした。


足立紳さん脚本、趣里さん主演の『ブギウギ」も楽しみにしています。

9月26日(火)のPVランキング

1位:井手上漠(タレント:20歳/いでがみ ばく)

【PV増の理由:TV トーク】日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』「田舎を愛する有名人」に出演。本土へはフェリーで片道3時間かかり、コンビニ・ラーメン屋がない地元(島根県隠岐郡)について話した。また、さんまさんと恋愛マスター論のバトルでも番組を盛り上げた。2017年、中学生の時に『少年の主張全国大会』で文部科学大臣賞を受賞。2018年、雑誌「JUNON」の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、DDセルフプロデュース賞を受賞。

2位:島田珠代(お笑い:53歳/しまだ たまよ)

【PV増の理由:TV トーク】テレビ朝日『徹子の部屋』に芸歴35年で初出演し、壮絶な人生を涙ながらに話した。2007年に名古屋のテレビ番組スタッフで小道具を担当していた男性と2度目の結婚をし、2008年に長女誕生。その後、ステージ4の直腸がんを患った夫と離婚。娘とは3歳から約10年間別居していた。元夫が亡くなり3年前から娘と二人暮らし。現在は母娘の関係を築き直す日々だという。高校2年でTVのお笑いオーディションで優勝し、すぐに吉本興業に所属した吉本新喜劇の代表的女優。大阪府吹田市出身。

3位:井上晴美(女優:49歳/いのうえ はるみ)

【PV増の理由:TV トーク】日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』「田舎を愛する有名人」に出演。熊本在住で、飼っている11羽のニワトリが逃げ出した話や、自宅にはテレビがない話をした。1991年、アイドルとしてデビュー。1995年、映画『82分署』主演。1999年にスキンヘッド姿で幻冬舎のポスターモデルを担当した。2005年に結婚し2男1女の母に。2011年から地元の熊本県に移住。夫はメキシコ出身。

9月27日(水)のPVランキング

1位:MEGUMI(女優:42歳/めぐみ)

【PV増の理由:離婚】夫の降谷建志さんとの別居を『文春オンライン』の記事で認めた。2008年に結婚。翌年に長男誕生。今年刊行した美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)は35万部超えした。2016年からは石川県でカフェを経営し、女優以外にも映像プロデューサーやプランナーとしても活動している。島根県松江市生まれ、岡山県倉敷市出身。

2位:降谷建志(音楽:44歳/ふるや けんじ)

【PV増の理由:離婚】『文春オンライン』の報道を受け、自身のInstagram(フォロワー25万人)のストーリーズで別居と離婚予定を認める投稿をした。1997年、「Dragon Ash」のボーカリストとしてメジャーデビュー。2013年、NHK大河ドラマ『八重の桜』に斎藤一役で出演。2015年、ソロ音楽活動開始。2018年、バンド「The Ravens」でも活動開始。父は俳優の古谷一行さん(2022年逝去)

3位:福井太智(サッカー:19歳/ふくい たいち)

【PV増の理由:サッカー】今年移籍した、ドイツのFCバイエルン・ミュンヘンで公式戦デビューを果たし、自身のInstagram(フォロワー1.4万人)で試合に出場している写真を公開した。2021年に「サガン鳥栖」2種登録選手としてトップチームデビュー。2022年に17歳でプロ契約を締結した。ポジションはミッドフィールダー。身長172cm。神奈川県出身。

9月28日(木)のPVランキング

1位:松田宣浩(野球:40歳/まつだ のぶひろ)

【PV増の理由:引退】現役引退会見をし、野球界の松岡修造さんを目指すと次の目標を掲げた。中京高等学校、亜細亜大学を経て福岡ソフトバンクホークスに入団し内野手として17年在籍。日本代表に選出され2015年と2019年のWBSCプレミア12で活躍しメダル獲得に貢献。2022年、読売ジャイアンツに移籍した。愛称は「熱男」。双子の兄も元野球選手。2008年に結婚し、1男1女の父。滋賀県草津市出身。

2位:真木よう子(女優:40歳/まき ようこ)

【PV増の理由:TV トーク】翌日のNHK『あさイチ』「プレミアムトーク」に出演予定で検索数が増えた。2008年にテレビ東京『週刊真木よう子』、2015年にフジテレビ『問題のあるレストラン』、2018年に映画『焼肉ドラゴン』に主演。2009年に長女誕生。

3位:奈緒(女優:28歳/なお)

【PV増の理由:TV トーク】テレビ朝日『徹子の部屋』に初出演。父(生後7か月で死別)・母・兄・愛犬の話、憧れの女優、田中裕子さんについて話した。2015年、20歳で単身上京。当初は事務所スタッフとしても働いていた。2022年、日本テレビ『ファーストペンギン!』に主演。10月から舞台『眠くなっちゃった』に出演。

9月29日(金)のPVランキング

1位:大沢たかお(俳優:55歳/おおさわ たかお)

【PV増の理由:TV トーク】TBS『A-Studio+』、

テレビ朝日『徹子の部屋』に出演。主演・プロデュースを務めた映画『沈黙の艦隊』の話の他に過去の作品やプライベートに関して話した。専修大学在学中の1987年にモデルデビュー。1994年フジテレビ『君といた夏』(主演は筒井道隆さん)で連続ドラマデビュー。2009年TBS『JIN-仁-』に主演。元妻は広瀬香美さん(57歳/歌手)。

2位:BE:FIRST(音楽/男性7人組)

【PV増の理由:TV 音楽】テレビ朝日『ミュージックステーション』に初出演。15組が出演する「3時間スペシャル」に初登場し、司会のタモリさん、SexyZoneの菊池風磨さんや中島健人さんとの会話も話題に。2021年、AAAのラッパーSKY-HIさんが主催したオーディションから誕生。メンバーは16〜25歳。

3位:Kis-My-Ft2(音楽)

【PV増の理由:Yahoo!ニュース】元メンバーの飯田恭平さんが、ニュースサイト『TBS NEWS DIG』の取材で顔出し映像で出演し、グループ脱退理由は数十回では収まらない5年間にわたる性被害だったと告白した。2005年に8名でKis-My-Ft2を結成。翌年に飯田さんが脱退。2023年8月に北山宏光さんが卒業。現在は6人組で活動し、2024年2月まで全国8カ所で26公演のアリーナツアーを開催予定。

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バスケットボール、バレーボール、ラグビーとW杯大会の日本戦を最近よく観ています。特にラグビーは学生時代にやっていたこともあり欠かさずチェックしています。ラグビーは出場選手が1チームで15人と多く控えも8人います。誰がスタメン(スターティングメンバー)で試合のどこで誰が誰と変わって出場するか、を毎試合予想して楽しんでいます。今週最もハマったウィキペディアページは「ラグビー日本代表歴代キャップ保持者一覧」です。先日リーチマイケルさんが歴代キャップ数単独2位になりました。また来週〜。

文/運ちゃん

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