
風通しのよい組織の共通点、2つ【さとゆみの今日もコレカラ/第 271 回】
以前、星野リゾートの星野社長に、うまくいっている旅館の見分け方を教えてもらったことがある。いわく「ホームページに掲載されているスタッフの集合写真を見て、誰がが支配人かわからないところは、大抵うまくいっていて売上も良い」とのことだった。
一目で上下関係がわからないような組織が良いということだろう。逆に「さささ、支配人、どうぞ真ん中に」となっている組織は、売上もよくないケースが多いそうだ。
私もいろんな組織を取材させてもらうことがあるけれど、もうひとつ、風通しがよく業績もよい組織の特徴だと思うのが、「何かを説明するとき(たとえば商品の特徴や会社の特徴など)、みんなが自分の言葉で語る」ことだ。
たとえば、以前取材させてもらったヘラルボニーさんがそうだった。ポップアップに行くと、スタッフ一人ひとりが同じアートに対して全然違う解説をする。商談の際に使う「へラルボニーはどんな会社か」を示すパワーポイントはあるそうだが、みんなそれぞれカスタマイズして、自分が伝えたいことを伝えると言っていた。
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昨夜、高知 蔦屋書店さんでトークイベントをさせていただいたのだけれど、これが本当に素敵な空間で、あったかい雰囲気だった。イベント告知の時点から、毎日違う文章やコメントをつけて拡散してくださり、「こんなふうに告知してもらったこと、今まで初めてだな」と思っていた。
会場について、お手洗いにいきたいと言った時、写真を撮影させてくださいと言われた時、店内をぶらぶら歩いていた時の合計3回、倉庫をリノベしたお店全体を見下ろすスペースで社員さんと話す機会があったのだけれど、3人が3人とも「高知の名物でもある市場をイメージした店の作りなんですよ」ということを、全然違った言葉で伝えてくれた。それぞれどれも、魅力的なお店紹介だった。
イベントが始まると、店員の方々も席に座って参加してくださった。お客様と一緒にワークショップもしてくれる。しまいには、どの席に座っているのがお客様でどの席にいるのがスタッフかがわからなくなるくらい、垣根がなかった。こういうの、素敵だなあ。
最後にスタッフのみなさんと写真を撮ったのだけれど(お世話になった方、全員写っていなくて残念)、写真を見て思う。ああ、誰が偉いひとか全然わからないってこういうのか。

著者のみなさん、高知の蔦屋書店さんでのイベント、最&高ですよ。お魚の美味しいし、みなさん、すっごくフレンドリーで優しいです。私も、また来たい。凱旋公演(?)できるように、がんばって新作書こう。
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【この記事をおすすめ】
昨年の夏、日本橋三越でおこなわれたヘラルボニーさんのポップアップストアに伺いました。絵を見ていると、ヘラルボニーのスタッフさんが、作家さんの人柄や作風について “自分の推し” をすすめるように熱く語ってくれたのがとても印象的だったんです。


