
家か男か仕事か髪か【今日もコレカラ/第675回】
昔、ヘアライター時代によく聞いた話。
女性が髪型やヘアカラーを思い切って変えて素敵になった時。そのるんるんとした気持ちに水を刺すのはだいたい身内なのだという。
「ちょっと、派手なんじゃない」
「昔の方が良かった」
「全然似合ってない」
「なにそれ。色気づいちゃって」
夫から、母親から、そんな言葉を浴びせられると、幸せだった気持ちはしゅるしゅると萎んでいく。
だから私がヘアイドバイスをして大胆なヘアチェンジをする人には、あらかじめこんなことを伝えていた。
「身近な人は、前の方が良かったというかもしれませんけれど、それは、単に見慣れないからです。初めて会う人にとっては、前も昔もないですから、安心して素敵になってください」と。
身内だけじゃない。仲の良いママ友が足を引っ張ってくることもある。
「なんか、◯◯さんじゃないみたい」
と言われたなんて、よく聞く。
友達だと思っていた人が(それほど垢抜けてなかった人が)急に綺麗になると、置いていかれるようで不安なのだと思う。
でも大丈夫。そんなふうに、やんわりあなたの足を引っ張ってくるママ友とは不思議と疎遠になっていく。
面白いもので、髪型を変えると交友関係が変わる。いまのあなたを素敵といってくれる人が友達になったり、彼氏になったりしていくのだ。
昨日、8年ぶりにバッサリ髪を切った。
『女の運命は髪で変わる』を書いてからは、結べる長さをキープしていた。
テレビ出演やセミナー登壇のときに、自分の髪でデモストレーションできるように、ある程度の長さがあった方が便利だったからだ。
でも一昨日朝起きて鏡を見た時、突然「あ、切ろう」と思った。今、潮時だ、という感じがしたのだ。
ライターの堀香織さんがよく、
「運気が悪いときは、家か仕事か男を変えろ」
と言うのだけれど、この3つに加えて、髪型も、運気が変わる。
2年前、3年前の記憶を持った髪を落とすと、落ちた毛の分、体も軽くなる。
無事にショートヘアになったあと、昨日の「今日コレ」で書いた、田中裕子さんと◯◯ちゃんを誘ってご飯にいった。◯◯ちゃんが「さとゆみさん、その髪型、すっごく可愛い!」と褒めてくれて、素敵な下半期の幕開けです。
【この記事をおすすめ】
服を捨てたり、取材したり、原稿を書いたりするうちに、こう思えるようになった。頭が悪いわりには、ここまでよく頑張ってきたじゃないかと。
※「今日もコレカラ」は朝7時に更新です。バックナンバーが読めるようになりました。


