
何かと何かの間の時間【今日もコレカラ/第679回】
昨日夜寝る前に、今日のスケジュールを確認した。めずらしく、夜の19時まで何も入っていないのに気づく。
そうだった。課題図書を3冊読まなきゃいけない日なので、終日ブロックしていたのだ。
読書かあ。
別に東京でしなくてもいいな、と思う。
そうだ! どこか行こう
と思い立った。
大学時代、風呂なし、クーラーなしの家賃3万円の家に住んでいた。
日本は今ほど暑くなかったけれど、それでも夏を扇風機だけで乗り切るのは、北海道から上京したばかりの私にはしんどかった。
当時よくやったのが、山手線を2周マイナス1駅することだ。
JRの最寄り駅だった大塚駅から池袋まで。1駅の区間を逆回りに乗る。1周約1時間だから、だいたい2時間弱。本を1冊読み切れるくらいの時間だった。
眠くなったら、うとうとした。目が覚めたらまた読んだ。
池袋駅からは丸の内線に乗って、茗荷谷まで戻ってくる。茗荷谷まで戻れればいいので、東京駅で降りてもよかった。
今調べると、この乗り方をした時は、ちゃんと乗った距離分のお値段払わないといけないみたいだけれど、当時は1駅分の切符で乗っていた気がする。ICカードはまだなかった。
「どこかとどこかの間」とか、「何かと何かの間」という時間が好きだ。
制限がある場所や時間に放り込まれると、その場所や時間でできる何かを楽しもうという気持ちが湧いてくる。
1時間半後におりる飛行機、友人を待つカフェ、帰宅途中に寄るワインバー。
昨日の夜の時点では、箱根か、河口湖か、七里ヶ浜かなと思っていた。
このあと、ダーツで決める。
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